管理会計と財務会計の違いはどこにあるのか?

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ビジネスの現場では会計の知識はとても重要になります。しかし一口に「会計」と言っても、会計には管理会計と財務会計の2つに分けられ、その2つは役割も目的も異なります。では、その違いはどこにあるのでしょうか?ここでは、管理会計と財務会計の違いについてお話します。

 

情報の利用者が違う!

情報の利用者が違う!

1つ目は、管理会計と財務会計とでは、会計情報の利用者が違うということです。管理会計は企業内部の経営マネジメント層が主に利用します。一方、財務会計は株主や債権者など、企業外部のステークホルダーが利用します。

財務会計は、外部のステークホルダーが投資のための意思決定などのために活用するものなので、情報は正確でなければなりません。管理会計は、企業内部の経営マネジメント層が活用するので、経営者の意思決定にいかに役立つかが最重要事項です。ですので情報の正確性よりも、情報が上がってくるタイミングや、情報がいかに使えるかという有用性が重視されます。

 

報告書の種類が違う!

報告書の種類が違う!

2つ目は、報告書の種類が違うということです。財務会計は、貸借対照表や損益計算書、キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表によって報告します。これらの報告書は、簿記試験などでも出題されますので、おなじみの方も多いことでしょう。

一方、管理会計は予算報告書や中長期経営計画書などで報告します。企業内部で扱う情報に関する会計だということが報告書に色濃く表れています。

 

見ている時制が違う!

見ている時制が違う!

管理会計と財務会計とでは、見ている時制も違います。時制というのは、過去・現在・未来のことです。学校の英語の授業で習ったことがあるという方も多いと思います。

財務会計で報告される財務諸表は、企業の過去の活動を数字で表したものです。ですから、財務諸表はその時点までの企業の通知表のようなものであり、時制は過去であると言えるでしょう。一方で管理会計は、現時点で企業の活動はどうなっているのか、それをもとにした場合、どのような未来を描けるかに焦点を当てます。したがって、管理会計は現在および未来を志向する会計であると言えるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは、管理会計と財務会計の違いについて見てきました。同じ会計でも、管理会計と財務会計では役割も、報告書も、いつの時点を志向するものなのかも異なります。

しかし、管理会計と財務会計は2つ揃って初めて過去・現在・未来をつなぐことができるという点で、相互補完的であるとも言えます。実際に、最近では両者を合わせて報告するという「統合報告」という制度についての議論も出てきているほどです。まずは2つの会計の違いについてきちんと理解し、会計の知識を深めていってください。

 

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