MBA資格取得の方法や注意点とは?

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MBAという言葉をよく聞くようになりました。ご存知の方も多いと思います。MBAは「Master of Business Administration」の頭文字であり、日本では経営学修士と呼ばれています。経営学のカリキュラムを大学院修士課程の2年分を納めた人に与えられる資格です。そこで今回は、その資格取得の方法や注意点についてお話したいと思います。

 

会社員でもMBA資格が取得できる

会社員でもMBA資格が取得できる

かつてはMBAを取得しようと思うと、2年間は会社を休職して数百万円の費用を覚悟する必要がありました。外国の大学であれば、留学費用も含めて1,000万円を超えるほどの金額となり、おいそれと取得できる資格ではありませんでした。

しかしインターネットの普及によって、MBAの講座を通信制で学び、MBA資格を取得することが可能になってきています。つまり、社会人を続けながらでも、MBA資格を取得できる道が開けてきているわけです。

 

ビジネススクール(経営大学院)とは?

MBAを取得するためのカリキュラムを用意した経営学のスクールのことをビジネススクールと呼びます。有名大学が運営しているところが多いのですが、中には自治体や民間の経済団体などもあります。

ビジネススクールは、『ファイナンシャル・タイムズ』や『エコノミスト』などの有名メディアが、毎年精査してランキングをつけています。評価項目としては、卒業3年後の年収、入学前から卒業後の年収の伸び率、経営学ジャーナル40紙への投稿数、卒業生の活躍国の多様性など多岐に渡ります。年収の評価比率が高いところは、欧米らしいと言えるかもしれません。そして、社会人を対象にしたこのようなビジネススクールでも、オンライン講座が次々と開校されています。

 

ディプロマミル(diploma mill)

以前に比べれば、MBA資格は取得しやすい環境が整ってきたと言える一方で、問題も起こっています。それはMBAの権威の問題。正規ではない団体が利潤追求のためだけにMBA資格を乱発したため、MBAの資格そのものの価値が急激に下がってしまったのです。

ディプロマミルという、言ってみれば「学位をお金で買う」という学位商法も出てきてしまっています。もちろん公式の認定団体のものではなく、学歴詐称を助長するとも言える商法であり、アメリカでは大きな社会問題となっています。日本でも文部科学省が指標を公表し、警戒を呼びかけています。

 

MBA教育における公的認証機関

MBA教育における公的認証機関

そのために、有名大学や協会がMBA教育を認証する機関を立ち上げました。現在では以下の3つの認証機関があります。その3つすべてで認証を受けた(トリプル認証)ところが、世界的に最も権威のあるビジネススクールです。

・AACSB:ハーバード、スタンフォード大などが設立。アメリカの認証機関。
・AMBA:イギリス・ロンドンの認証機関。
・EQUIS:欧州財団によって設立された高等教育機関認定機関。

ちなみに、日本でこのトリプル認証を受けた学校は、2016年末時点ではまだありません。AACSBでも、慶應義塾大学と名古屋商科大学、立命館アジア太平洋大学の3つのみというのが現状です。台湾に10校、香港には7校もありますから、まだまだ日本は頑張って行かなければならないでしょう。

 

入学は簡単でも卒業は難しい

入学のハードルは下がったMBA取得ですが、単位取得が簡単になったわけではありません。ただ講義を受ければ良いわけではなく、当然ながらそれ相応の課題の提出が求められます。

また講座によってはディスカッション(英語・チャット)授業もあり、厳しい試験もあります。それらをすべてクリアして初めて取得できるのがMBA資格です。

道が開かれたとは言え、安易に取得できる資格ではありませんので、注意が必要です。一般的に欧米の大学は、ダメだと判断した生徒には躊躇なく落第や中退をさせますので心しておいてください。

 

通信だけではMBA資格を取得できない学校もある

通信だけではMBA資格を取得できない学校もある

世界の大学は次々とオンライン講座を開設しています。アメリカのコロラド大学スプリング校やイギリスのロンドン大学などは完全オンラインのみでのMBA取得が可能です。しかし、アメリカのハーバード大学やマサチューセッツ工科大学のように、一定単位の出席を必要としている学校も多くあります。

超一流校ほど遠隔学習の有効性は認めているものの、資格の品質管理には神経を尖らせていますので、受講を決める場合には十分注意してください。

 

まとめ

MBAの資格を取得するということは、ただのブランドではないはずです。高いレベルの経営学を学び、ビジネスで活かすことが本来の目的ではないでしょうか。

社会人を続けながら、MBA資格を取得できる時代になりました。もちろん簡単に取得できるわけではありませんが、将来に渡って資格の効果は絶大なものがあります。ぜひあなたの人生に役立ててみてください。

 

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