ラベリング理論とブラック企業の行動について

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ラベリング理論とブラック企業の行動について

ニュースや新聞で最近騒がれているブラック企業。小さな会社から大きな会社まで、ブラック企業と呼ばれる会社は日本に数多く存在します。なぜブラック企業は世間からブラックと言われながらも変われないのか、そしてなぜブラック企業の社員は過酷な労働環境に居ながら転職をしないのか。心理学の世界で有名な「ラベリング理論」でブラック企業の行動について説明していきたいと思います。

 

ラベリング理論とは

ラベリング理論とは

ラベリング理論とは社会学者のハワード・ベッカーが提唱した理論で、人はレッテルを貼られると、そのレッテル通りの行動をしてしまうと説明されています。

有名な例は、非行に走る少年です。一度悪いことをしてしまった少年は、周りから「あの子は不良だ」とレッテルを貼られます。まだ自分のアイデンティティーがきちんと形成できていない少年は、周りのレッテルを信じてしまい自分を不良と思い込みます。そうすると、自ずと少年の行為は不良の行為になっていき、やがて本当の不良になってしまうのです。

これは、周りからレッテルを貼られることで、人の行動や人格形成に大きく影響を及ぼすことを提唱した理論になります。

 

ブラック企業とラベリング理論

ブラック企業とラベリング理論

近年、日本の社会問題となっているブラック企業もこのラベリング理論で説明ができます。ブラック企業ランキングなど、多くの会社がブラック企業と呼ばれているにも関わらず、その原因でもある長時間労働や賃金未払いなどがなかなかやめられません。これは、ブラック企業のレッテルを世間から貼られることにより、会社自体がブラック企業と自社を認め、よりブラック企業の体質を深めたりすることもあるということです。

 

ブラック企業の社員とラベリング理論

 ブラック企業の社員とラベリング理論

これは会社単位だけでなく、社員にも当てはまります。ブラック企業の社員は、その過酷の労働環境がありながらなかなか転職や辞職をする人はいません。それは、世間からブラック企業で働く社員というレッテルを貼られ、自分の人格形成をブラック企業の社員としてしまい、過酷な労働環境で働くことが当たり前だと認識してしまっているからでもあります。

ですので、ブラック企業で働く社員の行動は、ブラック企業をさらにブラックにさせていると言っても過言ではないのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ラベリング理論は、私たちの身近な所でも頻繁に説明できる行動がたくさんあります。私たちができることは、レッテルを貼られることに意識して、そのまま自分のアイデンティティーを周りに作らされないように気をつけることと言えるでしょう。

 

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