色彩心理学による色の効果について

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色彩心理学による色の効果について

色が人に及ぼす影響について調べる学問を、色彩心理学と言います。2003年に日本の高橋佳子という人が、世界で最初に色彩心理学の分野で博士号取得者となり、2004年には日本色彩心理学研究所を設立しました。色彩心理学は、正式な学問として認められているわけではありませんが、人が色に対して直感的に感じるイメージを、論理によって裏付けたという意味では画期的な学問です。色とそれによってもたらされる効果について見ていきましょう。

 

1.赤色とその効果

実の色が赤い植物

赤は購買色と言われ、注目を集める色です。赤を使っただけで売上が上がると言われています。ネット広告でも、バーゲンの広告には赤い色が多く使われています。中には定価販売なのにバーゲンのふりをして、赤い縁取りをつけるところもありますので、くれぐれもご注意ください。それほど赤という色は目立ちやすく、興味を引きやすい色なのです。

植物が秋につける実の中で、色の赤いものは多肉果(果物のような実のこと)がほとんどです。これらは鳥に食べられて種を拡散させる必要があり、遠くからでも目立つ色を選択したと解釈されています。

 

2.青色とその効果

青を基調とした部屋

青は冷静で論理的な精神状態を表す色です。日本人は白の次に青を好むと言われています。静かで穏やかな状態を好む日本人の特質によく合った色と言えるでしょう。

鎮静効果があり、やんちゃな子供や多忙な大人の興奮を静めるのに有効です。暑い夏には青を基調とした部屋に模様替えするだけで、体感温度を下げることもできます。

 

3.黄色とその効果

注意を喚起する黄色灯

黄色は有彩色の中で一番明るい色です。そのため、人の注意を喚起する必要がある場所でよく使われます。電車の信号灯の黄色は警戒信号ですし、工事中などの注意サイレン灯も黄色です。飲食店の営業時間中も黄色のサイレン灯が増えたのは、見つけやすくするためです。

また黄色は、楽しい気分にさせてくれて、コミュニケーションや行動を活性化する色でもあります。ポジティブになりたいときは、黄色を多用すると良いでしょう。

アロマテラピーでは、レモンやグレープフルーツなどの黄色い果実の香りは、神経の集中力が高め、勉強や仕事の効率を上げる働きがあるとされています。何かしら超自然現象的なものを感じると思いませんか。

 

4.その他の色

緑色は興奮を静め目の疲れを取る働きがあります。どちらにも偏らずバランスを取る中道的な色です。

茶色は安定と堅実な色。事実を重視し、金銭的なものに調和的な色です。

桃色は緊張を和らげ、安らぎを与えてくれます。

白色は清潔で気分を一新させ、何かが始まると思わせる色です。

黒色は強さや圧力などを感じさせる色で、自己主張が強く高級感があります。

 

5.まとめ

色彩は人の心理に少なからぬ影響を与えています。赤色はともかく目立って注目されやすい色、青色は落ち着いた気分にさせてくれる色、黄色は明るく人目を引きやすい色。この3つはあらゆる色の基本なので、ぜひ覚えておいてください。

それから、緑色は穏やかさを、茶色は堅実さや信頼感、桃色はやさしい気持ち、白色は始まりの色、黒色は自己主張の色です。例えば、自分の部屋のレイアウトを決めるときや、自分のファッションの基本色を決めるときなど、この程度のことを知っておくと、自分をアピールしたり自分の住みやすい部屋を作ったりするときに役に立つでしょう。

 

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