認知心理学と行動心理学とは~それぞれの違いを読み解く~

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認知心理学と行動心理学とは~それぞれの違いを読み解く~

心理学をテーマにした書籍の売り上げが大きなヒットを記録したり、心理学を話題にした番組の視聴率が高くなったりすることからも、心理学への関心の高さがうかがえます。心理学という単語は日常的にも使われることが多くなりましたが、実は心理学の中にはいくつもの分類があることを皆さんはご存知でしょうか。分類によって研究する対象は異なりますし、心理学を生活や仕事に応用するならば自分が望むシーンとマッチする心理学を学ぶ必要があります。

今回は、数ある心理学の中でも認知心理学と行動心理学の二つについてお話します。

 

認知心理学とは何か

認知心理学とは何か

認知心理学は、情報処理の観点から認知活動を研究する学問です。人間は、様々な認知をします。そして、認知は経験となり、経験から物事を判断するようになります。したがって、人間の認知活動を研究することによって、認知の仕組みだけでなく、認知によってどのような現象が引き起こされるのかも研究することが出来ます。認知心理学で研究対象となるのは、人間の知覚、理解、記憶、思考、学習などの認知機能です。これらは脳科学、神経心理学、情報科学、言語学、計算機科学などの学問とも関わるため、認知科学と呼ばれることもあります。

 

行動心理学とは何か

 行動心理学とは何か

行動心理学とは、行動主義的観点からの心理学へのアプローチであり、行動を観察して科学的に分析することによって心理を研究する学問です。行動心理学は、行動主義の考え方が元となっているため、行動主義心理学と呼ばれることもあります。例えば、パブロフが行った実験は有名です。犬にベルを鳴らしてからエサを与えることを繰り返していると、犬はベルの音を聞くだけでエサがもらえると感じるようになり、唾液が分泌されるようになりました。犬がベルの音を聞くだけで唾液が分泌されるようになったのと同じように、行動心理学において行動は遺伝と環境の組み合わせによって決定されるものだと考えられています。

 

認知心理学と行動心理学の違いとは

認知心理学と行動心理学の違いとは

先程のパブロフの実験も、見方によっては犬がベルの音を聞くことで情報処理し、エサがもらえると認知しているとも言えます。そのため、認知心理学と行動心理学は似ているようにも思えます。しかし、この二つには違いがあります。それは、「行動」の捉え方です。認知心理学では、人間の認知によって行動が決定されると捉えています。しかし、行動心理学では、認知のように目に見えないものを使って分析をしません。その代わり、行動心理学では科学的に行動を分析します。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

心理学の中には、研究対象が異なるいくつもの心理学が存在しています。認知心理学も行動心理学もどちらも心理学ではありますが、研究対象や考え方には差異があります。しかし、逆に似ている点も存在します。したがって、心理学を学ぶ際には、このような類似点や相違点を知りながら学ぶことも大切であると言えます。

 

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