カフェで独立を目指すサラリーマンが、開業で気をつけること五箇条

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カフェで独立を目指すサラリーマンが、開業で気をつけること五箇条

上司と意見が衝突した、部下が言うことを聞かない、昇級がたったこれだけ?!などというときに、サラリーマンの脳裏にふっと浮かぶのが開業の2文字ではないでしょうか。

中でもカフェはオシャレで楽そうで、物件によっては初期費用がそれほどかからず、特殊なスキルもいらないし設備もノウハウもそれほど必要とは思えない、会社で培った人脈があるから、あいつらは来てくれるだろう。そう考えて脱サラ、起業と行動を起こす人は多いようです。しかし、現実はそれほど甘くはありません。

 

3年で廃業率が70%?!

3年で廃業率が70%?!

カフェだけに限った廃業率に関する厳密なデータはありませんが、一般企業は10年後に95%が廃業しているというデータ(リッチ・シェフレン)が出ています。

また、基準も審査も厳しい日本政策金融公庫(業界で6年以上の経験が必要、資金の使い道を細かに説明する必要があるなど)のデータでは、飲食・宿泊業セクターでは5年間で廃業率は23.2%と出ています。厳しい審査をしてもこれだけの廃業者が出ているのです。

個人カフェに関しては巷の噂レベルの話ですが、廃業率は3年で70%~90%だと言われています。いずれにしても、軽い気持ちで参入できる事業ではないと覚悟しておくべきでしょう。しかし長年に渡って営業を続けている個人カフェもたくさんあるのですから、なにか違いがあるはずです。何が違うのでしょうか。その大事なポイントを見て行きたいと思います。

 

カフェの開業で気をつけること五箇条

カフェの開業で気をつけること五箇条

1.自己資金

一番大切なのは当然ですが、その当然のことをつい忘れて起業してしまう人が多いのが現状です。

どんなカフェでも常連を持てるようになるまで時間がかかります。2年~3年、あるいはそれ以上かかる場合もありますが、いずれにしてもその間赤字が出ても耐えられるだけの資金が必要になります。

開業資金をすべて借入金で賄うような博打的開業は絶対にすべきではありません。早期に廃業する原因となるだけです。

 

2.店のコンセプト:味か値段かサービスか雰囲気か

カフェを始めるに当たり、一番重要視することはどれでしょうか。それが店の個性になります。何を置いてもコーヒーの味だという人、店の雰囲気作りに精を出す人、またはサービスが一番大切だという人もいるでしょう。間違っているわけではありません。すべて大事なことです。

注意したいのは、そのどれ一つとして疎かにしてはならないということです。これらのうちどれか一つでも劣っていたら、ユーザーはリピーターになってはくれません。

コーヒーは生きていく上で必需品ではありません。ゆったりした時間と雰囲気、そのついでにコーヒーや軽食を楽しんでゆく人たち。それがカフェの経営者が心を砕くべき市場です。彼らは一つでも気に入らないことがあれば、他の店に流れて行きます。コーヒーだけが特別においしくても、接客のほんのちょっとの失敗がユーザーを遠ざけます。ユーザーの評価は常に「減点主義」なのです。すべてのことを平均以上に行って、個性を出すのはその後です。

 

3.自分の趣味の押しつけはしない

ジャズが好き、和風が好き、レトロが好き、ロックが好き。自分の好みを店に取り入れようというのは、必ずしも悪いことではありません。しかしそれによって集客が限定されてしまうことも忘れないようにしましょう。自分の趣味を客に押しつけようという気持ちが強過ぎると失敗の元です。ユーザーに楽しんでいただくのがカフェです。

自分だけが楽しんでいては、店を継続させる力にはなりません。ジャズ喫茶風を取り入れても、一般の人でも気楽に入れるような店作りが必要です。

 

4.初期費用の削減

居抜きという不動産用語は、もう多くの人が知る言葉となりました。調度品または設備、時には商品までをそのまま売る物件のことです。廃業の多いカフェ業界ですから、自宅や親族の持ち物に頼れない人は、そのような物件を探すのも一つの手です。内装、調度品、皿やカップ、サイフォン、レジまで使えるものは極力使いましょう。

その他、店の名刺やメニュー表は自前で(カラープリンターなどを使用)、シャンデリアやパソコンなどは中古にし、ともかく自己資金は極力残すという姿勢が大切です。

 

5.ランニングコストの削減

クーポンの発行や情報誌への掲載などで、宣伝費を使うことを考える人は多いと思います。しかしその効果がコストに合うものかどうかをよく考えましょう。クーポンに釣られてやってくる人のどれだけが常連になってくれるのか、そこはよく考えるべきところです。

仕入れ関係では使用量の多いコーヒー豆でしょう。カフェをやる以上は一番こだわりたいところですが、外国産のあまりにレアな豆にこだわると、為替変動や現地の生産(気候)によって価格変動リスクを負うことになります。

通常出すブレンドは安定して仕入れができて、原価率35%以下が守れる範囲で選びましょう。

 

最後に

最後に

コーヒーを飲みに行く場合、どんなお店を選ぶかというアンケートでは、約半数がチェーン店やファーストフード店と答えています。個人カフェは15%程度に過ぎませんでした。昨今はコンビニやパン屋に飲食スペースを設けるところも増えてきています。競争は厳しくなる一方です。しかしカフェにはカフェにしかできないこともあります。

ゆったりした時間を演出する空間、おいしいコーヒーに細やかな心づかい、通り一辺倒ではない親身なサービス。そのようなカフェであれば地域の憩いの場にだってなり得ますし、常連になってくれるユーザーもたくさん出てくることでしょう。

 

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