経営資源を分析するVRIO分析とは何か?

この記事は2分で読めます

経営資源を分析するVRIO分析とは何か?

企業の経営資源を指すものとして、伝統的に「ヒト・モノ・カネ」があります。近年では、IT技術の発展に伴い、「情報」も含めて企業の経営資源とされることが多くなってきました。しかし、これらがあるからといって良い経営ができるとは限りません。

きちんとそれぞれの資源が有効に活用されているか評価し、分析する必要があります。ここでは、経営資源を分析するためのVRIO分析についてお話します。

 

経済的価値について評価する

経済的価値について評価する

VRIO分析とは、著名な経営学者であるジェイ・B・バーニー教授が提唱した分析手法です。VRIOとは、経済的価値(Value)、希少性(Rarity)、模倣困難性(Inimitability)、組織(Organization)の頭文字を取ったものです。

まずは経済的価値についてですが、これは自社の経営資源が市場において財務面での価値をどの程度生み出しているかです。この価値が低ければ、競争優位が低い状態にありますから、価値を生み出す経営資源を入手することが最優先事項となります。

 

希少性を評価する

希少性を評価する

価値を生み出していると判定できたら、次に行うのは希少性の評価です。市場において自社の経営資源はどの程度希少性があるのかを分析します。ありふれた製品やサービス、専門性の低い従業員など、希少性が少ないほど他社との競争は厳しくなります。

 

模倣困難性を評価する

希少性があると判定できたら、次は模倣困難性の評価です。模倣困難性とは、自社の経営資源の中に他社が真似できない要素がどのくらいあるのかということです。

模倣困難性が高ければ、他社が無理やり真似しようとするとコストが多くかかることになりますから、その分競争における優位性は持続的に高くなります。逆に模倣困難性が低いと、一時的な競争優位の獲得に留まってしまうため、またすぐに激しい競争に巻き込まれてしまいます。

 

組織を評価する

組織を評価する

経済的価値、希少性、模倣困難性の3つが高いと判定できたら、最後は組織の評価です。経営は通常一人で行うものではなく、組織で行います。そのため、チームワークが非常に大切になります。

いくら良い経営資源を持っていても、それを活用できなければ宝の持ち腐れになってしまいます。ですから、経営資源を適切に活用できるような組織体制ができているかを分析しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここでは、経営資源の分析をするうえで有用なフレームワークであるVRIO分析についてお話してきました。

経済的価値、希少性、模倣困難性が高く、それぞれが効率良く活用されている状態になれば、競争優位を獲得できる可能性が高まります。限られた資源をどのように有効活用するか、それを考えるきっかけとなるのがVRIO分析なのです。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 英語をビジネスに取り入れた場合のライティングの可能性について
  2. 経営戦略のフレームワーク!ぜひ知っておきたいバランスト・スコアカードとは?
  3. クリティカルシンキングを習得しよう~思考の基本を学ぶ~
  4. ネットビジネスには何がある?開業したい人なら知っておきたいネットビジネスの種類
  5. 仕事に必要なのは、本当はモチベーションではない?
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.